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こんにちは(ฅ`ω´ฅ)
声優としても活動しているわくにん(@wakunin89 )です!
ドラマや映画、演劇などを観ていると

この人演技うまい!
と思う役者さんっていますよね。
他の役者さんも出演しているのに、なぜかその人から目が離せなくなるような演技をするんですよね。
では、演技が上手い人の特徴とはなんでしょうか?
今回は、演技が上手い人の特徴について、考えてみたいと思います。

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演技が上手い人の特徴は?

演技が上手い人には共通点があります。
【結論】演技が上手い人は、共感力が高い人
ズバリ言うと、演技が上手い人の特徴は、共感力が高い人です。
共感力とは人に共感できる力のことです。
周囲の人が何を考えているか、今どういう感情を抱いているか分かる人が共感力の高い人ということになります。。
いわゆる、空気が読めて気遣い上手の人、です。
共感力が高いと、演技にどのように影響するかというと、
与えられた役の気持ちに共感することができるということです。
自分の演じる役が、
【どうしてそんな行動をとったのか】
【どういった感情だったのか】
という点に共感して、自分の中に受け入れることができるんですね。
だからこそ、感情移入ができて、演技も現実味を帯びてくるんです。
演技の上手い役者さんはとても気遣い上手なようです。
たとえば……
- スタッフさん達に差し入れを買ってきた
- 撮影現場の雰囲気をなごやかにしてくれた
- 緊張している俳優(女優)さんに話しかけて緊張を解いた
というエピソードを聞いたことがありませんか?
こういったエピソードを持つ役者さんは、が共感力が高くて、周囲の雰囲気や感情を感じることができる人達なんですね。
私の役者仲間にも、とても演技が上手な子がいます。
その子も周りの様子をよく見ているなぁ……といつも感心します。
共感力が高いのはいいことばかりではない

演技をする上で、共感力が高いことはとてもいいことです。
与えられた役の感情を自分のもののように感じることができ、演技にリアリティが生まれるからです。
ですが、その反面、役のネガティブな感情も自分の感情のように感じてしまうことがあります。
精神的に病んでしまう役を演じて、本当に精神が病んでしまう役者さんがいるのも事実です。
役と現実との境界が曖昧になってしまうのだと思います。
また、共感力が高い人は、役だけではなく現実世界における他人の感情も感じ取りやすいです。
つまり、他人のネガティブな感情も受け止めてしまいやすいということ。
その結果、ネガティブな感情に支配されてしまい、
人との交流がおっくうになったり覇気がなくなってしまうこともあるので注意が必要です。
今はSNSでいろいろな情報が目に入る時代ですよね。
他人のネガティブな感情も目にすることが多くなってしまっているため、
共感力が高い人はネガティブな感情から距離を置くようにすることをおすすめします。
共感力の高さを強みに

共感力の高さは諸刃の剣です。
すでに書いた通り、ネガティブな感情への対処が必要ではありますが、
人のネガティブな感情に共感できることは強みにもなります。
優れた芸術家やアーティスト、ダンサーなどの表現に心が動かされるのは、
彼ら彼女らの共感力が高く、人の心に寄り添う表現ができるからです。
共感力が高いという自覚がある人は、芸術方面に進んでみることをおすすめします。
自分の中にうずまく感情を外に出すことで、その感情が表現や作品に色を与えることになります。
感情を外に出すひとつの方法が、声優や役者というわけです。
ネガティブな感情とうまく付き合い、共感力の高さを強みにしましょう。
ネガティブな感情との付き合い方については、↓↓コチラの記事をどうぞ。
共感力がない場合は?

では、共感力がない場合はどうすればよいのでしょうか?
声優や役者の道をあきらめるしかない?
そんな悲しいこと言わないでくださいね。
共感力の高さは、体質に近いものがあるので、一朝一夕で身につくものではありません。
ですが、共感力が高くなくても(皆無でも)、共感力が高い状況を生み出すことはできるんです。
それが何かというと、想像力を豊かにすることです。
共感力の高い人というのは、役の感情が自分の感情のように感じられる、ということをお伝えしました。
つまり、役の感情が自分でもわかるようになればいい、ということです。
「どうしてこの人物はここでこんな行動をとったのだろう?」
「今、このキャラはどんな感情なんだろう?」
このように、自分に与えらた役のことを想像しまくるんです。
「もしかして、この行動には●●という理由があったのでは?」
「この時の感情は▲▲じゃないだろうか」
想像することで、自分の中にも【行動の理由】や【感情】なんかが見えてきますよね。
それをもとに、演技すればいいんです。
もしかすると、演出家や音響監督から「ちがう」と言われるかもしれません。
その時は指摘があった通りに修正するようにして、どんどん自分の役を想像して、自分の中で役を組み立てましょう。

はじめは大変だけど、慣れたら当たり前のように
与えられた役のことを想像できるようになるよ!
想像力を豊かにするにはどうすればいい?

では、想像力を豊かにするにはどうすればいいのでしょうか?
私がオススメするのはコチラ↓↓↓の方法です。
- いろいろな芸術・芸能に触れる
- 映画やドラマを観る
- 小説やマンガを読む
- たくさんの人と交流する
順番に解説していきます!
いろいろな芸術・芸能に触れる
想像力を豊かにするには、いろいろな芸術・芸能に触れることが大切です。
本や映画はもちろん、落語を聞いたり、美術館で絵を鑑賞したりするのもいいです。
落語は日本の伝統芸能ですが、現代において演技を学ぶ者にとっては、とても有効な教材です。
話だけで物語が展開していくので、落語を聞きながら「こんな男が主人公かな?」などと想像しながら聞きますよね。
また、美術館で絵を鑑賞する場合も
「なぜこの画家はこの絵を描いたのか?」
ということを想像しながら鑑賞するということもできます。
このように、誰かの感情を表現した芸術・芸能というジャンルは、想像力を豊かにするために打ってつけの教材なんですね。
今までに触れたことのない芸術・芸能に触れてみるというのも良いかもしれません。
映画やドラマを観る

うーん。いきなり落語とか美術館に行くのは
ちょっとハードルが高いかも……。
と思われた人は、すこしハードルを下げて映画やドラマを観ることから始めてみましょう。
映画やドラマを観る際に、登場人物のひとりをターゲットにして、その登場人物の感情を想像するようにします。
シーンごとに、登場人物はいろいろな行動をしたり、さまざまな表情をしますよね。
ターゲットにした人物の感情の動きをひたすら想像することで、想像力を育てます。

自分とは正反対の人物の感情を想像してみることも
演技の幅を広げる上でオススメだよ!
自分とは正反対だから「なんだコイツ……」ってなるかもだけど。
小説やマンガを読む

映画やドラマを観るようなまとまった時間ってなかなか作れない。
ほかに何か方法ないのかなぁ?
と思われた人も、安心してください!
小説やマンガを読むことでも想像力を育てることができますよ(^^)/
映画やドラマを観るときと同じように、特定の登場人物をターゲットにして感情の動きを想像してみます。

マンガの場合、主人公とかメインキャラは心情が描かれていたりするから、
想像しやすいね!
特にオススメなのは小説です。
なぜかというと、小説を読むと活字に慣れることができるからです。
活字に慣れておけば、台本を読み込むことに苦労しなくなります。
また、小説を読んでその場面の情景や登場人物の表情、行動を想像することは、想像力を育てるのにピッタリなんです!
ぜひ小説を読んで、想像力を育てていきましょう!
たくさんの人と交流する
映画や小説以外にも、想像力を育てる方法があります。
それは、たくさんの人と交流することです。
なぜ、たくさんの人と交流すると想像力を育てられるかというと、
自分とはちがう意見や考えを知ることで、視野を広げることができ、いろいろな感情を想像できるようになるからです。
同じ映画やドラマを観ても、観た人によって感想は変わりますよね。
ほかの人の意見を聞くと、自分が思いもしなかった感想が出てきて

なるほど……。
そんなとらえ方もあるのか。
という感じで、新しい発見があったりします。
1つの出来事に対して、よく感じる人もいれば悪く感じる人もいる。
このことを理解しているだけで、どの感情を選ぶのか選択肢が増えますよね。

パッと見うれしそうな表情をしているけど
心の中では憎いと思っているのかも。
役の行動や感情についていろいろ考えられるようになるというわけです!
まとめ:演技が上手い人は共感力が高い!共感力がなくても想像力を鍛えよう!

今回は、演技が上手い人の特徴である『共感力が高い』ということについて考えてみました。
共感力の高さは、諸刃の剣ではあるものの、しっかりと扱うことによってとても強大な武器になります。
また、共感力がなくても、想像力を豊かにすることで共感力と同じように力を発揮してくれます。
ぜひ、日頃から想像力を豊かにする生活を心がけてみてください。
演技について学びたい方は、コチラの本もオススメです。
想像力の鍛え方や、行動には【理由】があるという考え方など、
演技をする上で大事なことが盛りだくさんですよー!

演技については興味がある方は、コチラの記事もどうぞ。