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こんにちは(ฅ`ω´ฅ)
ブロガーのほかに、声優としての顔を持つわくにん(@wakunin89 )です。
舞台でも朗読などの声の演技でも、なくてはならないもの……
それは【人と人の会話】です。
会話の演技はとても重要ですが、
発声やアクセントなどとちがって具体的にどういう点を心がけるべきかわかりづらいですよね。
台本のセリフを言うので
いっぱいいっぱい……
なんて、以前の私のようにはなっていないでしょうか?
本記事では、会話の演技が上手くなるために心がけるべき3つのポイントをご紹介します!
この記事を書く私は、現在とある声優事務所でジュニア声優として所属しています。
アラサーから本格的に声優を目指しはじめ、はじめや発声や演技のことなどわからず四苦八苦。
会話の演技についても、幾度となく注意されてきました。
ですが、今は声のお仕事をいただけるようになるまで成長できました!
こんな私が解説していきます(^^)/
会話の演技が上手くなるためのポイントは以下の3点!
- 相手のセリフを聴く
- 相手の演技を受け止める
- 距離感と声の方向性を意識する
順番にくわしく見ていきましょう!
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相手のセリフを聴く
会話が成立するためには、すくなくとも自分と話し相手のふたりが存在している必要があります。
日常生活を思い出してみるとわかりやすいです!
- 相手に何か言われる
- 相手の言葉を聴き取り、内容を理解する(感情が動く)
- 自分の言葉を相手に返す
会話はこのようにして成立しますよね。
自分から話しかける場合も、
- 自分の中で何かしら感情の動きや目的が生まれる
- 相手に話しかける
- 相手から返事が来る
という流れになっています。
会話が成立する上記2パターンは演技になっても変わらないです。
だったらカンタンそうに
見えるけどねぇ……?
では、なぜ会話の演技って難しいのでしょうか?
会話の演技が難しい理由
先ほど書いたとおり、ふだん私たちが誰かと会話する際には、必ず感情の動きがあります。
- 「あんたバカだね」と言われたので「はぁ!?ムカつく!」と言い返した
- 相手が友達の悪口を言ってイヤな気持ちになったので「やめなよ」と止めた
このように、自分の中で感情の動きがあるから相手の言葉に反応するし、
相手に言葉を発したりしますよね。
演技の際に厄介なのが、台本にセリフが書かれていることなんです。
台本なんだんからセリフが書かれているの
当たり前じゃん!?
そうです。
台本には、人物同士のやり取りが予め書かれているので、
私たちは自分(の役)が何を言うのかも、それに対して相手(の役)がどう返してくるかもわかります。
わかってしまっているからこそ、新鮮な反応ができないんです。
想像してみてください。
たとえば、何が入っているかわからない箱に、手を突っ込んで中身を当てるゲームをするとします。
あなたならどのように箱に手を入れて、中身を当てますか?
- 生き物だったら、かまれるかもしれない!
- 手ざわりはどんな感じなんだろう?
- 冷たい?あたたかい?
いろいろなことを想像しながら、箱の中身を当てますよね。
ドキドキしたり、すこし怖かったり。
いろいろな感情が生まれると思います。
でも、箱の中身がバナナとわかっていたらどうでしょう?
あ、バナナなら安心……!
と思いながら箱に手をいれませんか?
この時点で、【ドキドキ】とか【すこし怖い】の感情はもうなくなってしまっているので、
えー中身なんだろう~?
ドキドキする~こわい~
と言ったとしても、自然なドキドキや怖いという感情が乗っていない言葉になってしまうんですね。
何が起こるかわかっているからこそ、自然な感情が生まれない
これが、自然な演技ができない理由です。
自然な演技をするためのコツ
では、どうすれば自然な演技ができるのでしょうか?
答えは、【相手のセリフを音として聴く】です。
そもそも会話の演技が難しいのは、台本に会話内容が書かれていて、
次にこのセリフが来る……!
と予測できてしまうからでした。
身構えちゃうんだよねー。
なぜこういうことが起きるのかというと、台本の内容を文字として頭にインプットしてしまうからなんです。
そりゃあ、文字として認識しないと
理解もできないし、当然じゃん?
と思いますよね。
大事なのは、文字でセリフを認識はしているものの
相手の話す声や言葉を音として聴くことです。
具体的な例で考えてみましょう。
想像してみてください。
あなたは3ヶ月くらいとある舞台の稽古をしています。その中のひとつの場面。
相手が泣きそうな声で
どうすればいいんだよ……
もう終わりじゃないか……
と言ってきます。それに対してあなたは、
なんでそんなこと言うんだよ。
きっと大丈夫さ!
と励ますように言うことになっていたとします。
いよいよその場面。
相手がセリフを言ってきます。
どうすればいんだよ!!
もう終わりじゃないか!!
今まで稽古してきたような、泣きそうな声ではなく、突然ブチ切れた声で言ってきました。
こんなことされたらビックリしません?(笑)
おい!稽古の時と芝居がちがうやろがぃ!
って思いますよね?
人間は予測していたことにはある程度身構えることができますが、
予想外の出来事が起きた時はそうはいきませんよね。
でも、それこそが自然な演技なんです。
上記のような極端な例はそうそうありませんが、
相手のセリフを音として聴くようにすると
相手のその時その時の演技によって、自分も自然に近い演技ができるようになります。
いつもと同じセリフ内容だけど、
昨日より若干、音に寂しさがプラスされているような……
このように、音の変化から自分の演技も変わってくるんですね。
どういう会話をするのかが事前にわかっていても、相手のその時のセリフの言い方によって
こちらのセリフの返し方も変わってくるということです。
相手のセリフを聴く大切さ、伝わりましたでしょうか(*^^)v
相手の演技を受け止める
【相手のセリフを聴く】と共通する部分もありますが、
【相手の演技を受け止める】こともとても重要です。
会話の演技は何もセリフだけではありません。
例えば、セリフとセリフの合間に相手がため息をついたり、鼻で笑った後セリフを言ったり。
セリフに関係ないところでも、演技することってありますよね。
そして、相手が何かしらの行動や言動を
なので、セリフを含めて相手の演技を受け止めるということがとても大切なのです。
お笑い芸人であるドランクドラゴンの塚地さんやバナナマンの設楽さんの演技が上手いというのはご存じですか?
ドラマや映画で彼らの演技を見たことがある人もいるかもしれません。
彼らの演技が上手いのは、コント内で相方のセリフは演技をきちんと受け止めてツッコミする必要があるからです。
舞台であれば、自分の目の前にいる役者が実際に何らかの演技(セリフや行動)をするので、
声の演技に比べ受け止めやすいかもしれません。
ですが、相手の声の演技を受け止めるのはかなり難しいです。
なぜなら、実際にその演技をするのは、画面の中にいるアニメのキャラクターだったり海外の俳優だからです。
ですが、いずれにしても相手の演技を受け止めて、自分の演技につなげるという大切さは変わりません。
私も会話の演技をする場合は、常に受け止めることを心掛けるようにしています。
距離感と声の方向性を意識する
最後にご紹介するのが、距離感と声の方向性についてです。
声をどちらに向けて話すのか、どれくれいの距離感で話すのかによって演技も変わります。
たとえば、「おなかすいた」というセリフ。
- 下方向もしくは自分に向かって言うと、ひとり言になる
- 相手に向かって言うと、相手に対して自分が空腹であることをアピールする
このようなちがいが出てきますよね。
会話の演技をするときも、
- 相手の顔を見て話す
- 前を向いて歩きながら並んで歩いている相手に話しかける
こういった状況のちがいで、声の方向性が変わってきます。
声のベクトルは、マイクに声を乗せる時に本当に重要な要素となります。
上に向かって叫ぶシーンで下に向かって叫んでしまうと、
画面とはちぐはぐな音の入りになってしまいます。
最近のマイクは性能がかなり良いので、どの方向に声を発したのかまできちんと拾ってくれます。
このように、会話の演技をする場合は
声をどちらの方向に向けて発するのかという【声のベクトル】について意識する必要があります。
まとめ:会話の演技が上手くなるポイントは、自然な演技と声のベクトル!
いかがでしたでしょうか?
今回は会話の演技をする上で心がけたい3つのことをご紹介しました。
どの要素も自然な演技をする上ではとても重要なものばかりです。
ぜひレッスンだけではなく、日常生活でも意識するようにして、研ぎ澄まされた感覚を作り上げていきたいですね♪
ここまでお読みいただきありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう✿
ドロンなのです★