今日もにんにん、こんにちは(ฅ`ω´ฅ)わくにんです!
俳優・声優を志す者が一度はぶち当たる壁、それは演技に関する壁ではないでしょうか?
「演技が下手」「薄っぺらい演技」「演技力がない」「演技が上手くなりたい」そんな悩みを抱えつつ、皆さん俳優や声優の道を目指すと思います。
プロになってからも、演技については学びのゴールがないとも言われています。
何日間かある公演でとても素晴らしい演技をした翌日も、同じように素晴らしい演技ができるとは限らない。
このように、演技の世界は一筋縄ではいかない厳しい世界です。
そこで今回は演技をする上で大切なことをお伝えしたいと思います。
演技に関する書籍をはじめ、プロの声優さんを指導されているボイストレーナーさん、養成所の所長、俳優声優として活躍されている朗読の講師の方から教わったことを基に今回の記事をまとめました。
演技に興味のある方はぜひお読みくださいね✿

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演技をする上で大切なこと
想像(創造)し、表現する
演技をする上で大切なことでしばしば挙げられるのは想像力です。
自分が演じる人物やキャラクターが今どういう気持ちでいるのか、どうしてその行動をとったのか?
そういった一つ一つのことを想像していかなければ、その役を演じるということはできません。
その時の人物やキャラクターの気持ちがトレースできて、はじめてその役に成りきる=演じることができるのです。
ですが、いきなり割り当てられた役をいきなり演じて!と言われてそう容易く演じることができるでしょうか?
昨日まで面識のなかった人間を紹介されて、さぁ今の彼(彼女)の気持ちを考えてみて!と言われても難しいですよね。
だからこそ、役作りが必要になってくるのです。
では、役作りのために必要なものは何か? それが創造することです。
例えば、この人物やキャラクターは「朝どのように目覚めるのだろう?」「朝ごはんに何を食べるのだろう?」「朝のルーティンは何かあるのか?」というように、物語や作中には出てこない設定を自分で創造するのです。
そうすることで、こういう生活を送っているからこういう性格なのかな?と自分なりに納得できたり、その人物やキャラクターに対して愛着や親近感が沸いたりするため、感情のトレースがしやすくなります。
同様の理由で、同性愛者を演じるために俳優2人で本当に同棲してみた、みたいな記事を見ることがありますよね。
実際にその役の生活を送ってみることで、どういう感情が芽生えるのか、そもそも同性で同棲するのはどういう感覚なのかというのを役作りの一環として確認しているのです。
つまり、自分の中で「この役は朝ごはんにこれを食べていそう」というイメージがついたら、実際にその朝ごはんを食べてみて、その役になったつもりで朝の時間を過ごしてみることでその役に少し近づくことができるのです。
行動には理由がある
アメリカの女優であり演技教師でもある、ステラ・アドラーは演技学校の生徒たちに「行動には理由がある」と教えています。
どういうことかというと、例えば「テーブルを拭く」という行動があったとします。
この「テーブルを拭く」という行動の裏側には必ず何かしらの理由があるということです。
①久々に会う友人が訪ねてくるから、準備の為にテーブルを拭く
②テーブルの上で、コーヒーをこぼしてしまったからテーブルを拭く
①も②も同じ「テーブルを拭く」という動作ですが、理由が異なりますよね。
そしてこの理由が異なることによって、テーブルの拭き方に違いが生まれることにお気づきでしょうか?
①の場合は、友人との久々の再会です。まだかまだか、と心躍らせてルンルン気分でテーブルを拭いていることでしょう。
笑顔で鼻歌なんて歌いながらテーブルを拭いているかもしれないですね。
②の場合は、テーブルにどんどん広がっていくコーヒーの水たまりをなんとか阻止せねばならず、床にこぼれないように、慎重にかつ迅速に拭いているように思います。「どうしよう、やっちゃった!」と自分を責めながら焦ってテーブルを拭いている様子が目に浮かびますね。
このように、行動をする理由を明らかにしなければその演技自体が薄くなってしまうとステラ・アドラーは教えています。
後ほどご紹介する書籍の中でもしばしば彼女は「あなたは何のためにその行動をしているのかしら?」と生徒たちに問いかけています。
これは俳優の演技でも、声優の演技でも、「どうしてこの役はこの行動を起こしたのか」そこには明確な理由が存在しているはずです。
その瞬間の心に触れる
演技を教わる時に、「感情解放」や「怒りの感情の表現」など、感情に関するワークが多いと思います。
それもそのはず、既述の行動には理由があると同じくらいに大切なこととして、「感情は動く」というものが挙げられます。
当たり前のことなのですが、私たちには感情があります。嬉しいと喜んだり、悲しいと泣いたり、楽しいと笑ったり、怒ると怒鳴ったり。
行動には、理由と共に感情がセットになっています。
例えば、ある女性(母親・妻)が、子供の前で夫(子供の父親)と大喧嘩して、怒りに任せて「離婚してやる!!」と叫びたいところを必死に抑えて「頭を冷やしてくるわ」と自室に戻るシーンがあったとします。
この内容を分析してみると、大喧嘩をすることで女性は自分の夫に対して、離婚も辞さないほどの怒りの感情を覚えています。
本来であればがむしゃらに叫びたいところを「子供がいる前で『離婚』と言ってしまったら子供を傷つけてしまうから(理由)」叫ばずに、でも夫の顔は見たくないほどに怒っている(感情)ので自室に戻る(行動)という選択をしていますよね。
このように、ある行動には理由と感情が伴っているということがわかります。
つまり、人物やキャラクターのセリフを言った、行動を起こしたその瞬間ごとの心の動き(=感情)を正確にキャッチする必要があるということなのです。
正確に女性の感情をキャッチできなければ「頭冷やしてくるわ」の言い方も異なってしまいますので、制作側の意図に反した表現をしてしまいかねません。
感情は演技から切っても切り離せないもの、ということです。
参考にした書籍
私が演技の世界に触れ始めた時に購入した本で、今でも愛読書のひとつです。
本記事でご紹介した「行動には理由がある」の他、ステラ・アドラーの教えが凝縮されています。
演技初心者の方、今一度演技を見直したい方、演技に関わるすべての方におすすめの本です。
レッスンの様子をまとめた内容になっており、途中にワークも用意されているため読み応え抜群です。
ぜひあなた自身も演技とは何か?に立ち返り、ステラ・アドラーの生徒になって演技の勉強をしてみてくださいね✿
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は私が得た知識や経験をもとに、演技をする上で大切なことをまとめてみました。
また表現活動について、皆様にシェアしたい記事があればどんどん公開していきたいと思っておりますので、良ければまた読みに来てやってください(*^_^*)
ここまでお読みいただきありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう✿
ドロンなのです★

- 東京在住、家族LOVEな天パくせ毛のママブロガー
- 実は声優とスピリチュアル関係の仕事もしてるのだ!
- 自分磨きメイン、わくにんの経験談や学んだことも(^^)/
- わくにんの経験が少しでも役に立てますように☆彡
- 好物は寿司と焼肉。